▲写真は表彰式の模様
宮崎県は、環境保全や環境美化、循環型社会形成推進等に特に顕著な功績のあった個人・団体を表彰する2025年度の「宮崎県地域環境保全功労者等表彰」に、個人2人と特定非営利活動法人都城大淀川サミット、株式会社都城北諸地区清掃公社の2団体を決定した。6月25日に県庁で表彰式を行い、河野俊嗣知事が表彰状を手渡した。
このうち、都城大淀川サミットは、大淀川上流域の住民を対象として、主に大淀川の水質改善に関する啓発活動を15年にわたって継続しており、大淀川水質改善に関する意識向上に大きく貢献している。小学生から大人まで多様な年代で参加可能な活動を行うことで、次世代の人材育成にも繋げていることが高く評価された。
一方、都城北諸地区清掃公社は、1971年からし尿の汲取りを初めとする浄化槽の保守点検及び清掃、一般廃棄物及び産業廃棄物の適正処理、公共下水処理場の運転管理などの事業を行っている。浄化槽付属機器の省エネ化やエコアクション21の認証を取得するなど、社業を通じて環境に配慮した経営に取り組んでいる。
25日に行われた表彰式で河野知事は、長年にわたる地域環境の保全や公衆衛生の向上の取り組みに対して感謝の意を示すとともに、「私達を取り巻く環境を責任を持って将来世代に繋いでいかなければならない」として、受賞者の更なる活躍に期待を込めた。
都城北諸地区清掃公社の栫卓也代表取締役は、「当社の取り組みを評価していただき、とてもありがたい」と受賞の喜びを語るとともに、これからも社業をはじめとする様々な分野に於いて、「地域環境の保全に貢献していきたい」と意気込みを語った。