建設ネット企画画像 四角 四角

安全第一の意識持ち作業・運転を コーソクグループ

      

▲写真は挨拶する西村社長、大会の模様

 株式会社コーソク(西村賢一代表取締役)を中心に運輸・土木工事業や生コン事業などを手掛けるコーソクグループは、6月21日に日向市内で2025年度の安全大会を開催した。大会には、グループ各社及び協力会社の職員ら多数が参加。安全運転講習や安全宣言を通じて、無事故・無災害の達成に邁進することを固く誓った。

 主催者挨拶で西村社長は、熱中症による労働災害が深刻化し、今年6月から企業による熱中症対策が義務化されたことを説明。特に建設業は真夏の高温環境での作業が多く、熱中症のリスクが高いことから、「正しい知識や対策方法を身に付け、作業員と企業が一体となって、熱中症を防ぐ行動を取れるよう強化していこう」と述べた。

 西村社長はこのほか、日向警察署管内の交通情勢にも言及し、「日頃から安全運転、防衛運転を徹底するなどして、安全対策を怠らずに継続してもらいたい」と指摘。「尊い命が失われる状況を防ぐには、事故や災害をゼロにする必要がある」として、「事故・災害ゼロを目標に、安全第一の意識のもとで作業や運転を行って」と呼び掛けた。

 安全運転講習で日向警察署交通課の西尾拓也課長は、宮崎県内及び日向署管内の交通情勢を説明。交通死亡事故の発生原因や管内の交通事故多発地点、道路交通法の改正内容などを解説するとともに、「事故は一瞬」としたうえで、ハンドルを持つと時はその責任を再確認するとともに、交通ルールの遵守や安全運転を心掛けるよう求めた。

 表彰式では、協力会社の▽ガイアート▽エム技建▽平成建設▽コマツレンタル宮崎▽宮崎センコー運輸整備▽聖光サービス▽サンキューパーツ▽日向保険サービス―の8社に感謝状を贈呈。また、永年勤続表彰を受賞した▽泉田満氏(コーソク)▽安藤直也氏(前同)▽池田輝敏氏(あさひ生コン)▽乙木ルミ氏(あさひ産業)▽鈴木公俊氏(栄建設)―に表彰状を手渡した。

 社員代表による安全宣言では、人命尊重を最優先に、安全で健康な職場形成と積極的な労働災害防止活動の推進に向けて、「安全に総力を結集し、地域社会に貢献する」「『時間のゆとりは心のゆとり』の基本理念に基づき、無事故・無災害を目指す」「交通規則を守り、安全運転を心掛け、マナーアップに努める」ことを固く誓った。

 大会ではこのほか、日向市の西村賢市長が「わくわくするまち 希望を持てる日向市」をテーマに基調講演を行い、今後の施政方針や自身の政策目標などを説明した。