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新理事長に島田博良氏を選出 宮崎県消防設備協会

      

▲挨拶する坂元理事長、島田新理事長、会議の模様

 一般社団法人宮崎県消防設備協会(坂元耕三理事長)は6月19日、宮崎市内で「第13回定時評議員会」を開催した。会合では、公益目的支出計画の実施状況や25年度の活動案等について事務局から報告を受けたほか、任期満了に伴う評議員及び理事・監事の選任案を承認。評議員会後の臨時理事会で、新理事長に島田博良氏を選任した。

 挨拶で坂元理事長は、各地で頻発する自然災害に言及し、巨大地震等の発生に備え、協会として関係各所との協力・相補関係を構築していく考えを示した。また、協会の使命として、県民の防災意識の維持に努めつつ、地域社会に貢献するとともに、協会の更なる発展と火災予防行政の推進に向け、各種活動に対する理解と協力を求めた。

 来賓祝辞では、宮崎県総務部危機管理局消防保安課の羽田貴一課長、宮崎県消防長会の栄福和宏会長(宮崎市消防局長、代読=横山幸至郎予防課長)が挨拶。消防設備に携わる者の育成・指導や火災予防行政の推進、消防用設備等の適正な設置と維持管理などに取り組む協会の活動を今後も支援していく考えを示した。

 議案審議では、24年度事業等について事務局から説明があったほか、▽24年度貸借対照表及び損益計算書▽評議員の選任▽補欠評議員の選任▽理事の選任▽監事の選任―について審議を行い、いずれの議案も原案どおり承認した。

 24年度の事業に関しては、技術者の資質向上や資格取得支援等を目的とした講習会、消防用設備等実務研修会、火災予防思想の普及啓発に向けたチラシの配布、消防用設備等点検済票の交付に加え、防火・防災セイフティマークや消防設備関係図書の斡旋、消防用設備等点検済表示制度に関する啓発用リーフレットの送付などを実施。

 25年度の活動案では、24年度と同様の事業に取り組むほか、消防用設備等点検済表示制度の更なる推進を図る。

 退任挨拶で坂元前理事長は、理事長職を務めた4期8年を振り返り、コロナ禍の厳しい状況下で点検業務の遂行に危機感を覚えたことを示し、「多くの人の支えで乗り切ることができた」と周囲の支援と協力に感謝の意を示し、「互いに尊重し、信頼し合うことを忘れずに日々の業務に向き合って」と新体制に期待を込めた。

 新役員等は次のとおり(敬称略)
▽理事長=島田博良(島電工)
▽副理事長=坂元耕三(ヤマトボーデン)、田上満則(富士建工業)
▽専務理事=岡田繁樹(事務局長)
▽理事=濵崎幸夫(武田ポンプ店)、永田信次郎(ナガタファイテック)、伊地知訓((伊地知商会)、坂田守彦(旭消防設備)、宮元進一郎(宮元電設)、岩本好史(トーエイ電設)、平原啓悟(平原設備)、坂本史郎(生目設備)、長友賢二(三光設備工業)、酒井秀郎(旭化成)、甲斐祐二(西南電気)、中村吉伸(電工社)、坂井真由美(久保設備)
▽監事=永岑和久(大宮通信)、鈴木茂(黒木電気工事店)
▽評議員=古見潔和(旭化成)、松田浩一(設備サービス)、中村隆美(中村消防防災)、有川英志(日研防災)、長野一正(ナガノ電設)、甲斐浩志(甲斐電機工事)、越智信一(越智水道)、藤岡誠二(藤岡工業)、山口吉規(山口工業)、吉田剛規(吉田工業)、豊浦文啓(西日本防災)、開地俊昭(カイチ電設)、甲斐繁義(甲斐電工)。