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畜産試験場機能強化基本計画 衞藤中山設計が落札

 宮崎県は6月11日、条件付一般競争で「畜産試験場機能強化に関する基本計画作成業務」の入札を執行し、衞藤中山設計が1800万円で落札した。現場のニーズに対応した試験研究の充実や効率化及び運営コストの低減を図るため、畜産試験研究体制の機能強化及び運営の合理化に関する調査・検討を行い、基本計画を作成する。

 調査・検討の対象箇所は、①畜産試験場本場(高原町大字広原5066)②畜産試験場川南支場(川南町大字川南21986)―の2箇所。

 県がまとめた「畜産試験研究の体制機能強化に関する基本方針」では、技術革新の進展や研究課題の横断化・多様化といった畜産試験研究を取り巻く情勢を踏まえ、機能強化の考え方として▽研究資源の選択・集中▽現地・関係機関との連携▽実践・指導人材の育成▽遺伝資源の保存▽防災機能の強化▽防疫機能の強化―を掲げている。

 当該業務では、これらの機能強化の方向性(畜産試験場と関係機関の連携強化及び必要な施設整備の方向性)について、県と協議を行った上で調査・検討を実施。必要となる施設整備について、施設及び設備の仕様や規模、数量等に関する計画を検討する。

 業務仕様書によると、畜産試験場本場及び川南支場で建築工事を計画する場合は、基本的にスクラップアンドビルドとして、既存建築物及び設備の解体と新築について検討し、建築工事で設定する建物及び各部屋で必要設備を検討するとしている。飼養管理施設に関しては、使用者にもヒアリングを行い、畜舎規模や関連設備等の計画を検討する。

 業務の委託期間は12月10日まで。予定価格は1862万円だった。応札は1社のみ。金額はいずれも税抜。