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災害時等に地域の生活環境を守る 宮崎県建築業協会

           

▲写真は挨拶する坂下会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県建築業協会(坂下輝男会長)は5月16日、宮崎市内で2025年度「第49回通常総会」を開催した。総会では、24年度事業及び決算報告、25年度事業計画及び収支予算等を原案どおり承認した。

 挨拶で坂下会長は、いつ起こるか分からない自然災害に対し、建築業に携わる立場として「しっかりと地域の生活環境を守っていかなくてはならない」と思いを述べるとともに、物価高騰や深刻な人材不足など厳しい環境下ではあるが、会員増強にも注力しながら、「会員同士が一致団結して業界の発展に努力していこう」と呼びかけた。

 25年度の事業計画では、「暮らしを支える」「社会に奉仕する」「人材を確保・育成する」「国・県等と連携する」「地区協会(6地区)と一体となって取り組む」「組織を拡充する(組織対策事業)」の6項目を基本方針に掲げ、各種事業を展開する。

 主な取組内容は、大規模災害時における被災者の住まいの確保、従業員及び家族の健康・生活を守る厚生対策、木の温もりに触れ喜びを体験する木工教室などの地域奉仕活動、木造住宅の担い手である大工技能者育成を目的とした実技講習会、県及び関連団体との連携強化、新規会員の加入促進、青年部や宮崎JBN女性活躍の会への活動支援など。

 25年度の表彰式では、功績表彰を受賞した▽佐田正博氏▽柚木﨑悟氏▽砂原功一氏▽山下和彦氏▽安藤節男氏▽河野光晴氏―の6人、技能功労表彰を受賞した▽藤井・スコット・洋輔氏▽黒木純一氏▽落合祐太氏―の3人、勤続功労表彰を受賞した▽澁谷淳一氏(左都建設)▽落合裕将氏(川上建築)▽落合奏人氏(緒方建設)▽中山義徳氏(多田工務店)▽中山正廣氏(前同)―の5人に表彰状と記念品が贈られた。

 受賞者を代表して謝辞を述べた藤井・スコット・洋輔氏(川上建築)は、「今回の表彰は、会社関係者をはじめ建築業界の皆様のご指導のたまもの。今後も業界全体の発展のために絶え間なく努力していく」と述べた。