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関係機関に高速道路早期整備訴え 串間市建設業協会

           

▲写真は挨拶する有嶋会長、総会の模様

 串間市建設業協会(有嶋由紀夫会長)は4月25日、串間市建設会館で2025年度「第76回通常総会」を開催した。総会では、24年度事業及び収支決算のほか、関係機関に対する要望活動、安全管理体制の推進、技術力向上のための講習開催などを盛り込んだ25年度事業計画案及び収支予算案を承認した。

 挨拶で有嶋会長は、能登半島で発生した地震及び豪雨の二重災害に触れ、全国各地で大規模な災害が増えてきている一方、市内においても今年2月に県内で2例目となる鳥インフルエンザが発生したことを報告。県との防災協定に基づき、迅速に埋設作業を行った件を評価するとともに、作業を行った業者に感謝の意を示した。

 また、昨年4月には東九州自動車道「南郷奈留」間が新規事業箇所として予算化された件に触れ、今後も県協会と連携し、本県選出の国会議員や県議会議員、国・県・市及び関係機関等に対し、高速道路の早期整備や建設業の経営健全化のための施策を訴えかけていくことを約束した。

 議案審議では、24年度事業及び収支決算、25年度事業計画案及び収支予算案などの議案を慎重に審議し、いずれも満場一致で承認可決した。

 25年度の事業計画では、関係機関に対して東九州自動車道(日南~串間~志布志)の未事業区間の早期事業化や会員優先受注の促進、最低制限価格の引き上げや主要道・市道の整備などを要請していくほか、安全管理体制の確立を目的とした安全推進大会及び安全パトロールの実施、技術力向上を目的とした講習会に取り組むことを確認した。