▲写真は挨拶する片伯部副理事長、富永専務理事、交流会の模様
延岡電気工事業協同組合青年部(中谷洋行部長)は3月14日、県立延岡工業高等学校の生徒を対象とした「学生交流会」を開催した。電気電子科の2年生40人を対象に、電気工事業や地元企業の魅力をPRしたほか、将来の進路選択などをアドバイスした。
進学及び就職を控える学生の不安や悩みについて意見を交わし、魅力ある電気工事業及び地元企業をPRすることで安心して入職してもらおうと、宮崎県電気工事業工業組合は県内各地で学生交流会を開催。今回は、延岡電気工事業協同組合青年部が主催し、親組合や宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会の部員が協力した。
主催者を代表して挨拶した延岡電気工事業協同組合の片伯部剛副理事長は、建設業界全体で従来の旧3Kから「給与・休暇・希望・格好いい」の新4Kへの転換を進めていることを説明。「皆さんが就職する頃には、これまでとは異なる業界になっているのではないか」と述べ、「先輩方の話しを聞いて今後に活かして」と述べた。
開催趣旨を説明した宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会の富永申二専務理事は、交流会を通じて「電気工事や地元企業の仕事内容などを知り、興味や関心を深めてもらうと同時に、電気工事業に就職していただきたい」と呼び掛けた。
意見交換会では、生徒と青年部員が▽一般工事▽プラント工事▽公共工事―の3つの班に分かれて意見を交換。生徒達は、各工事の内容等について説明を受け、電気工事業に対するそれぞれのイメージを発表するとともに、仕事の内容や電気工事業に就職した理由、必要な資格、休暇や給与等を青年部員に尋ねた。
こうした生徒達からの質問に対して、青年部員は自身の経験を交えながら丁寧に回答し、進路選択についてアドバイスした。
意見交換を終えた生徒は、「実際に企業で働く方々の話しを聞き、新たな発見があって興味深かった。改めて、電気工事会社は良い会社だと感じた」と笑顔で話した。中谷青年部長は、「青年部員の生の声を聞き、電気工事業に理解を深めてもらい、将来、電気工事の仕事を選択してもらえるよう期待したい」と話した。
参加業者は次のとおり(順不同)=▽伊東電気▽岩田電業▽岸田電業▽旭陽電業▽黒木電業社▽西南電気▽中谷電気▽中城電設▽富永電気工業▽寛電工業▽ショウ電▽栄進電工▽内村電設。