建設ネット企画画像 四角 四角

大規模災害への備え、恒例の炊出訓練 都北産業

      

▲写真は訓練の模様

 都北産業株式会社(堀之内秀樹代表取締役)は11月3日、都城市山田町のかかしの里で、大規模災害の発生を想定した「炊き出し訓練」を開催した。同社の従業員やその家族ら170人が参加し、真剣な表情で訓練に取り組む姿が見られた。

 各地で自然災害が頻発している現状を踏まえ、有事の際にいち早く迅速な復旧態勢が取れるよう、毎年取り組んでいるもの。同社は、災害時に地域住民を社屋に受け入れる体制を関係機関と確約しており、200人分の非常食等を用意している。

 訓練の主旨説明で久保幸蔵代表取締役専務は、会場に設営されたパネル写真を用いながら、地域貢献活動等の取り組みを説明。能登半島地震発生時に被災地へ社員を派遣した件を例に、昼夜を問わず安全を守る社員の活動を家族に報告するるともに、地域の安全・安心を担う建設業の重要性を説いた。

 また、災害発生時の心構えにも言及。まず自身の命を第一に考え、その後、他者の救助を行うことが、結果的に多くの命を救うことに繋がると訴えた。

 訓練では、生米を包装食袋に詰める作業に真剣に取り組み、大鍋に敷き詰めるまでの一連の流れを確認。炊き出し訓練で使用した250食分の非常用米は、訓練後に行われたパークゴルフ大会後の親睦バーべキュー時に配られた。参加者はスポーツや食事会を通じて、互いの親睦と交流を深めた。