▲写真は出前講座の模様
県内外で幅広く事業展開するF・Cグループ(山下晃司代表取締役)は、10月23日に県立都城農業高等学校の生徒を対象とした出前講座を開講した。出前講座は同社が定期的に開催しているもの。担い手の確保・育成が喫緊の課題である建設分野に於いて、将来を担う若手の知識や技術の習得に役立ててもらおうと、農業土木課の生徒40人を対象に講義や実習を行った。
出前講座の座学では、測量事業や警備事業を中心とした同社グループの事業内容の説明が行われたのち、モニターや資料を用いて「メジャーロードカー」を紹介。「メジャーロードカー」は車載型レーザーカメラを地面に照射しながら走行することで自動的にデータを取得することが可能となっており、人員を必要とせず、交通規制も不要。また、測定と同時に独自ソフトによる自動解析を行い、数百㎞の距離を1日で調査できる。
高精度な計測が可能で、品質及び安全性も向上。最高時速80㎞で同時に5項目の測定を行うことができ、計測時間を大幅に短縮し、省力化と効率化も実現する。独自の自動解析ソフトを活用することで、解析に必要な人件費が低減でき、経済性も向上。また、人員を配置しないことにより安全性も確保できる。
座学後には屋外に移動し、生徒達が実際に様々な機材を体験した。講義で紹介した「メジャーロードカー」のほか、ハンディプロファイラ「するする君」や3Dスキャナによる計測の実演などを見学した。「するする君」は、大型の機械なしに、簡単にわだち掘れや平坦性、距離を計測できることを説明した。
F・Cグループの伊藤次長は、「出前講座は建設業の魅力を伝える良い機会と捉えている。今日の体験を通し、一人でも多く将来的な仕事として建設業を選んでもらえれば」と期待を込めた。