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地域や脱炭素化への貢献継続 建築とガスを語る集い

       

▲写真は挨拶する須﨑社長、イベントの模様

 宮崎ガス株式会社と宮崎液化ガス株式会社(いずれも須﨑孝一代表取締役社長)、株式会社宮崎ガスリビング(宮田安司代表取締役社長)らが主催する「第49回建築とガスを語る集い」が、10月18日に宮崎市で開催された。集いには、多くの建設業関係者が参加し、講演を通じて建築とガス事業に対する理解と見識を深めた。

 主催者挨拶で須﨑社長は、エネルギー価格の高騰に伴う新エネルギーへの移行や自然エネルギーの更なる活用の必要性を強調。地球温暖化の影響で自然災害が多発化・激甚化していることを踏まえ、国の第7次エネルギー基本計画の方針に基づき、企業や個人が一丸となって、地球環境に優しい施策を行うことが重要と話した。

 そのうえで、同社の脱炭素化の取り組みを紹介。温暖化対策として、太陽光パネルや蓄電器を支店に適宜導入し、今年度は都城支店と延岡支店で導入が完了したことを報告。「常に新しい取り組みに着手し、地域や脱炭素への貢献を続けていく」と約束した。

 来賓として招かれた宮崎県県土整備部の桑畑正仁部長(代読=中原学次長)は、日向灘沖地震や台風10号による竜巻被害を例に、災害が起こる事前段階からの準備が重要と説き、参加者に対して災害に強い強靭なインフラ整備への協力を呼び掛けた。

 宮崎ガス宮崎支店開発課の井元康平氏は、「暮らしを豊かに~進化するガス機器~」をテーマに講話を行い、国のエネルギー政策の動向を踏まえたカーボンニュートラルへの取組みの一環として、同社のガス衣類乾燥機「乾太くん」やハイブリッド給湯器を紹介。使用例や光熱費の削減率、導入時に活用可能な補助金の概要等を説明した。

 当日はこのほか、日本科学技術ジャーナリスト会議の室山哲也会長が「生成AIの衝撃!人工知能時代をどう生きるか」をテーマに記念講演を行った。講演後の懇親会では、参加者が講演で学んだことを話し合ったり、情報交換を行うなどして、親睦を深めた。