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宮工生が陸上競技場や工場を見学 電業協会が見学会

      

▲写真は見学会の模様、挨拶する米良充朝社長

 一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は10月16日、県立宮崎工業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を開催した。電気科の1年生40人が、新宮崎県陸上競技場(都城市山之口町)や株式会社共立電機製作所の三高テクノ工場(宮崎市高岡町)を訪ね、電気設備に関する知識や技術などを熱心に学んだ。

 見学会は、電気設備の原理や技術を理解するとともに、電気設備機器や施工技術の知識を習得することで、電気工事業に対する理解を深めるため、将来の職業選択の参考にしてもらうことを目的として、県内高校の電気系学科の生徒を対象に開催しているもの。

 共立電機製作所では、生産管理部の清水美千流氏が見学会の概要と注意事項を説明。「自分の目で見て、感じて、気になる箇所があれば、質問しながら見学して」と話し、将来の進路を選択する際のきっかけのひとつになるよう、期待を込めた。

 生徒達は、2つのグループに分かれて工場内を見学。キュービクルやLEDの製造ラインを巡回し、各工程や機器の説明を受けた。キュービクルの製造ラインでは、電気設計、鉄板加工、溶接、粉体塗装、配線、組立などの一連の流れを確認した。

 また、LEDの製造ラインでは、トンネルを模した照度の反射実験施設や植物育成用LEDパネル(808MERA植物工場)を見学。天候に左右されない栽培システムの説明に耳を傾けながら、興味深く見入っていた。

 見学後には、米良充朝代表取締役社長が挨拶。これから様々なことにチャレンジする若い世代にエールを送るとともに、「100年企業を目指す者として、いつでも人財を受け入れられる企業でありたい」と述べた。

 生徒を代表して挨拶した甲斐爽斗さんは、「見たことのない機械がたくさんあり、とても勉強になった。電気工事士の資格取得に向けて、頑張っていきたい」と話した。