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「Modely」など販売代理店契約を締結 金本組

 「挑戦×変化」をスローガンに掲げる株式会社金本組(金本純一代表取締役、宮崎市)は、DataLabs株式会社(田尻大介代表取締役、東京都中央区)と連携し、九州全域における3次元配筋検査システム「Modely(モデリー)」、並びに3Dインフラ補修システム「Hatsuly」の販売代理店契約を締結したと発表した。

 測量・3次元設計・施工まで全てを自社で完結してきた金本組が、鉄筋検査業務の生産性を向上させる「Modely」、インフラ調査・補修橋梁点検業務の生産性をアップさせる「Hatsuly」を提供することで、きめ細やかなサポートを実現し、国土交通省が策定した「i-Construction 2.0」の実現に貢献する。

 3次元配筋検査システム「Modely(モデリー)」は、LiDAR付きのiPad等で点群データを取得し、その点群データを3Dモデルに変換することで、配筋検査における検査項目の実測値を自動で帳票化できるシステム。デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)に準拠し、工程の大幅削減や施工性の向上等を実現する。

 3次元データの強みを活かした広範囲の計測や、ダブル配筋・環状フープ筋のモデル化、かぶり厚の計測も安定的に行うことができ、生成したモデルは将来的な構造物の維持管理に活用できる。今年9月には、NETISの活用促進技術(登録番号CB-230008-A)に選定された。

 3Dインフラ補修システム「Hatsuly(ハツリー)」は、橋梁補修工事に於ける調査や表面被覆工、剥落防止工、断面修復工の出来形検査など、インフラ補修における検測を効率化するシステム。スマホやタブレットで取得した3次元データを利用して、クラックの延長、面積の算出、はつり深さ、体積等を自動算出し、帳票を作成できる。

 金本組は、多数の建設ICT現場に従事したからこそ分かる豊富な知見や、実際に「Modely」「Hatsuly」を活用した現場での経験に加え、導入から教育、出来形計測を一貫して行うための適切なサポート体制を準備しており、伴走支援によるスムーズな技術の定着、システムを活用した出来形計測の効率化をサポートする。

 問い合わせ先は同社(電話0985-86-2130)。