宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会は、2024年度第3回研修会を11月11日に県南会場(宮崎市)、12日に県北会場(日向市)でそれぞれ開催する。10月28日まで受講申し込みを受け付ける。
研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。
今回の研修では、NPO法人みやざき技術士会の神田稔弘氏が「宮崎の河川景観を考える」をテーマに講演。河川景観の考え方の基礎を再認識するとともに、川づくりにおける河川景観の意味、景観形成のための計画・設計・施工で配慮すべき事項を紹介する。
また、国立研究開発法人土木研究所技術推進本部先端技術チーム主任研究員の房前和朋氏は、「デジタルを用いた働き方の改革」をテーマに、AI人工衛星、クラウド、VR、3Dモデル、ドローン、5G等のデジタル技術を高度かつ簡単に用いることで、「川づくり」の調査・設計・施工における「働きかたの改革=DX」について紹介する。
開催日時と定員は、県南会場が11月11日12時30分~16時30分に宮崎市民文化ホール大ホール(定員400人)、県北会場が11月12日13時~17時に日向市中央公民館ホール(定員300人)。税込の受講料は一人あたり3200円。定員を超える申し込みがあった場合は、先着順で受講人数を制限する。
受講希望者は、各会場の専用受付フォームから必要事項を入力して送信し、受講料金を指定口座に振り込む。入金確認後、受講申込受付証を電子メールで返送する。研修会は、一般社団法人全国土木施工管理技士連合会のCPDS認定講習、一般社団法人建設コンサルタンツ協会のCPD認定プログラムに申請する。
なお、台風の接近に伴い、8月開催を延期した第2回研修会は、25年1月21日と22日にそれぞれ開催する。
詳細はホームページ(https://www.oyodo-river.org/)で確認できる。問い合わせ先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、電話0985-78-2655、メールmizube@oyodo-river.org)。