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日本工営都市空間が落札 平和台レストハウス

 宮崎県宮崎土木事務所は、8月30日に指名競争で「県立平和台公園レストハウス等再整備基本計画策定業務」の入札を執行し、日本工営都市空間が1228万3100円で落札した。経年劣化が進むレストハウス及びはにわ館に関して、外部の有識者等で構成する検討委員会の意見を参考に、今後の再整備基本計画を策定する。

 平和台レストハウス(宮崎市下北方町)は、公園利用者等に飲食サービス等を提供する公園施設。1982年に竣工し、現在3店舗が管理許可を受けて店舗を営業中であるが、建設から40年が経過した現在、施設の老朽化が進み、観光客や公園利用者のニーズの多様化等により、当該施設に求められるサービス内容にも変化がみられる。

 また、園内及び周辺の木々の成長により、平和の塔等からの眺望の確保が困難となっており、改善を求める声が公園利用者から多く寄せられている。

 当該業務では、過年度の業務でとりまとめた「改修案」「建て替え案」を参考に、レストハウスの最適な再整備基本計画を策定する。はにわ館に関しても、過年度業務でとりまとめた「補修・補強+リニューアル案」「建て替え案」を参考に、最適な再整備基本計画を策定するとともに、レストハウスへの機能統合も検討する。

 さらに、公園利用者アンケートを通じて、眺望の確保といった公園利用者が感じている課題を把握し、課題解決に向けた基本方針を策定する。策定した再整備基本計画等を踏まえ、両施設の平面図や立面図、完成イメージ図(鳥瞰図等)を作成するとともに、整備に必要な概算の工事費を算出。適切性及び整合性を照査する。

 業務の履行期間は2025年3月25日まで。予定価格は1515万6000円、最低制限価格は1227万8952円だった。金額はいずれも税抜。