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日本設計JVと4・2億で契約 宮崎市新庁舎基本設計

 宮崎市は8月23日、公募型プロポーザルで「宮崎市新庁舎建設基本設計業務委託」の最優秀提案者(優先交渉権者)に特定していた日本設計・岩切設計設計共同体と随意契約を締結した。税抜の契約金額は4億2180万0480円。新庁舎や立体駐車場、連絡通路等の新築のほか、新庁舎外構、仮庁舎整備、現庁舎解体等に係る基本設計等を委託する。履行期間は2026年3月31日まで。

 新庁舎建設基本計画によると、現在地に1棟に集約して整備する新庁舎の規模を12階建、延床面積3万9000㎡(免震構造)と設定。事業費は約320億円を見込む。事業手法に関しては、基本設計先行型のデザインビルド方式を採用し、24~25年度に基本設計、26~30年度に実施設計と建設工事を行うとしている。

 施設計画に関しては、敷地西側に庁舎棟、東側に駐車場棟を配置する基本構想の配置案を踏まえ、整備プロセスが異なる3つの案を比較検討。その結果、民間施設の賃借や市有施設を活用して仮設庁舎を確保し、現在の第二庁舎等を解体して、その跡地に新庁舎を建設し、解体後の本庁舎跡地に立体駐車場を整備する案を採用する。

 これを踏まえた当該業務の対象施設と業務範囲は、▽仮庁舎整備▽現第二庁舎等解体▽新庁舎新築▽新庁舎外構▽現本庁舎・第三庁舎等解体▽立体駐車場新築▽連絡通路等新築▽その他外構―に係る基本設計業務と、▽現第二庁舎等解体▽新庁舎新築▽新庁舎外構▽現本庁舎・第三庁舎等解体―に係るDB事業者選定支援業務―とする。