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建人設計が519万で落札 たちばな天文台改修設計

 都城市は8月2日、指名競争で「たちばな天文台改修工事に伴う設計委託」の入札を執行し、建人設計が516万円で落札した。1991年建設のたちばな天文台(高崎町大牟田)は、建設から多年が経過し、老朽化も進んでいることから、施設の全面リニューアルを行う。期間は2025年2月28日まで。税抜の公表価格は516万円だった。

 既存施設は、大型望遠鏡やトイレを有する建物(RC造3階建延べ95.52㎡)と、プラネタリウム・ホール・事務室を有する建物(S造2階建延べ391.19㎡)をエキスパンジョイントで接続しており、構造体としては分離している。当以外業務では、既存施設の全面改修工事に伴う設計業務を委託する。

 建築改修工事の設計は、▽屋根=陸屋根部分防水改修、ドーム部分取替、観測室屋根改修▽外壁=西側外壁木部分改修、窓ガラス改修、サッシ廻りのシーリング打替え、レイアウト等改修に伴う内外部の建具改修▽内部=仕上改修、諸室レイアウト変更、ユニバーサルデザイン改修(EV設置・段差解消等)―を計画。

 また、電気設備改修 (照明LED化・LAN・Wi-Fi設備改修)や機械設備改修(トイレ洋式化・空調換気設備改修・浄化槽・貯水槽・ポンプ等の改修)に係る設計、敷地内の舗装等の外部アプローチ部分の改修工事設計、外構照明の設計、2階バルコニーの解体工事設計を行う。このほか、アスベスト調査や 大型望遠鏡取替工法の検討、簡易的なパース作成、概算工事費の算出も行う。