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環境デザイン機構に特定 南部子育て支援拠点計画

 公募型プロポーザル方式で「南部地域子育て支援拠点施設整備」に係る基本計画策定業務委託の事業者選定手続きを進めていた延岡市は、受託候補者に環境デザイン機構(福岡市中央区)を特定した。南部地域子育て支援拠点施設の整備の具現化を図るため、2024年度に策定した基本構想をもとに、施設の規模や機能等を検討する。

 「みんなが つどい つながり はぐくむ こどもの居場所(キチ)づくり」を基本理念に掲げ、市営住宅の集約化で生じる跡地の余剰地を活用し、子育てを取り巻く環境の変化に対応するための支援拠点施設を整備する計画。

 基本構想では、安心・安全な施設、遊びや主体的な学びができる施設、ユニバーサルデザインに配慮した施設、明るく木の温もりを感じる施設、地域と連携がとれた施設等を施設整備の考え方として提示。災害リスクや学校・保育施設の立地状況、交通アクセス、生活利便性等を比較・検討し、「市営住宅D団地跡地の一部」を設置候補地とした。

 施設の考え方やゾーニングを踏まえた概算面積案は、建物が約1000㎡、屋外広場が約800㎡(人工芝300㎡、遊具等500㎡)、駐車駐輪場が約1200㎡(駐車場約40台、駐輪場10台)を想定。24年度に基本計画・設計、25年度に実施設計、26年度に建設工事を行い、27年度の運営開始を目指す。

 プロポーザルでは、同種業務の実績を有する事業者を対象に提案書を受け付け、基本構想の実現可能性検証に基づく具現化に向けた取組方法や独自の提案・企画、業務遂行方法の妥当性、見積価格などを評価して、受託候補者を特定した。業務の履行期間は25年3月14日まで。税込の委託限度額は1408万円としていた。