▲写真は挨拶する田村社長、大会の模様
宮崎市の株式会社田村産業（田村卓也代表取締役社長）と株式会社田村運輸（田村努代表取締役社長）は、６月２８日に同社会議室で２０２４年度の「安全衛生推進大会」を開催した。参加した両社の職員は、安全表彰や体験発表等を通じて安全意識の更なる高揚を図り、無事故・無災害の達成に向けて努力していくことを誓った。
挨拶で田村社長は、全国の労働災害発生状況に関連して、熱中症による死亡者数や死傷者数が３年連続で増加した点に言及。猛暑が続くこれからの季節を無事故・無災害で乗り切るためにも、ベテラン社員が中心となって声掛けを行い、こまめな休息や水分補給を取り入れるなどして、未然に労働災害の防止に努めて欲しいと呼び掛けた。
また、社員や関係各所の協力のもと、同社施工の工事が順調に推移していることに感謝の意を示しつつ、ひとたび労働災害が発生した場合の影響を説明。自分だけでなく、様々な方面で非常に重い制約を受けることになるとして、「基本に立ち返り、絶対に事故は起こさないという強い気持ちをもって、作業に当たって欲しい」と訴えかけた。
表彰式では、安全管理優秀賞の３人、重機管理優秀賞の１人、安全標語入選者の１１人（後述）を選出。また、現場表彰の部で、弥生橋作業所の松本興次郎氏、堀添玉幸氏、石橋大作氏を表彰したほか、宮崎左岸作業所の森下逸美氏、長友好崇氏に対して、それぞれ田村社長から表彰状及び記念品が贈られた。
体験発表では、弥生橋橋梁補修工事に従事した堀添玉幸氏が、「高評価獲得へのあくなき挑戦」と題して発表。動画や資料を用いて、どんな現場にも真摯に作業に向き合い、きめ細やかに最高の品質を求めて工事施工を行う姿勢を紹介した。
従業員を代表して、田村産業の權藤成美氏と田村運輸の小川宏氏が安全の誓いを宣言。和田壮太氏の発声に合わせて、参加者全員で「ゼロ災でいこう、ヨシ！」と指差唱和を行った。終わりに、田村運輸の田村社長が閉会の言葉を述べ、大会を終了した。
大会ではこのほか、メディポリス国際陽子線治療センターの田中克考事業推進部長補佐兼オフィス宮崎室長が「がんとがん治療～健康で過ごすために～」と題して特別講話を実施。切らないがん治療として注目を集める陽子線治療を解説するとともに、リゾート施設に滞在しながら、痛みを伴わずに治療を受けることができるシステムを紹介した。
＊表彰受賞者は次のとおり（敬称略）
▽安全管理優秀賞＝青木浩昭、富永広海、左官敬祥
▽重機管理優秀賞＝黒木俊二
▽標語表彰＝松本興次郎、東窪一騎、河野晃、野村憲司、堀添玉幸、塩月真一、岩永梨沙、佐藤祐豪、津波武晴、田村卓也。