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青年隊に出前講座、舗装工事PR 宮崎県舗装協会

      

▲写真は挨拶する児玉会長、出前講座の模様

 宮崎県舗装協会(児玉清和会長)は6月17日、宮崎県産業開発青年隊を対象とした出前講座を宮崎県建設技術センターで開催した。施工管理課程の隊員37人を対象に、舗装に関する専門的な講義を行ったほか、舗装工事全般や会社の処遇等に関する隊員からの質問に対して、会員が自身の経験を交えながら丁寧に回答した。

 出前講座は、建設産業の喫緊の課題である若年労働者の確保・育成を目的に、舗装について学ぶ場、コミュニケーションの場として2017年から開催しているもの。

 開会式で児玉会長は、本県建設産業の将来を担う隊員を前に、建設業が果たす役割や舗装工事が地域住民の暮らしを支える重要なインフラの一つであることを説明。「出前講座を通じて、舗装という仕事に興味を持ってもらい、現場の第一線で活躍する技術者と意見を交わすなどして、有意義な時間を過ごして欲しい」と期待を込めた。

 講義では、成岡弘二技術委員長が舗装に要求される機能やライフサイクル、アスファルト舗装の各層の役割、アスファルト混合物の製造過程のほか、排水性舗装や透水性舗装、樹脂系舗装、半たわみ性舗装、保水性舗装、CO2排出量を削減する中温化舗装について解説。永崎健央技術副委員長は、路盤工に於けるICT施工について説明した。

 意見交換会では、隊員から寄せられた質問に、児玉会長や成岡技術委員長、永崎副委員長、技術委員のメンバーが回答。施工時に心掛けていることや現場で苦労したこと、女性職員に対する職場環境づくり、舗装工事業を目指したきっかけ、今後成長していくために必要なことについて、それぞれ丁寧に回答した。

 仕事を楽しいと感じる瞬間についての質問には、黒木孝教委員が自身の経験を交えながら回答。自分達が手掛けた道路が形として目に見えることで、完成したときの達成感は何ものにも代え難いと述べ、安全・安心な道路づくりに対する熱い思いを隊員に伝えた。