延岡市は、北方地域ユネスコエコパーク準拠点施設整備の民間活用に係るサウンディング型(対話型)市場調査を実施する。民間事業者から意見や提案を募り、施設整備費や維持管理費を抑制する改修内容のほか、既存施設等の活用方法に関する新たな事業展開の可能性を探る。6月28日まで参加申し込みを受け付ける。
旧下鹿川小学校を、登山やロッククライミング、ハイキング、キャンプといったアウトドアスポーツ等の体験拠点としての機能を併せ持つ宿泊滞在型施設に改修する計画。校舎棟と職員住宅に宿泊室(最大宿泊定員59人)や厨房、カフェスペースを配置するほか、旧校長住宅は取り壊し、跡地に温浴施設を新設する。
基本設計段階に於ける概算改修費は約4億1400万円。整備計画策定時に試算した改修額(1億5500万円)から大幅に増え、改修後の施設を安定的に維持管理していくランニングコストが懸念されることから、各種コストの抑制を図り、安定的で継続可能な施設とするため、民間事業者を対象に市場調査を実施する。
調査では、①当該施設を活用した事業展開(コンセプトや概要、活用イメージ)②イニシャルコスト(施設改修費を縮減する提案)③運営方法(指定管理など)と施設内の空間を活用した飲食・物販・その他サービスの提供内容④資金計画等について⑤地域貢献に対する考え方や提案可能な取組内容―について提案等を求める。
参加者に対しては、対象施設の利活用にあたり、実施主体となる意向の有無は問わない。参加希望者は、所定のエントリーシートに必要事項を記載し、6月28日までにメールまたは郵送で提出する。提案資料(ヒアリング資料)の提出期間は、7月1日~22日。サウンディングは7月23日~26日に個別に実施する。
市場調査の募集要領は、ホームページで確認できる。問い合わせ先は、北方総合支所地域振興課地域振興係(〒882-0192延岡市北方町川水流卯682、電話0982-47-3600、メールtiiki-kitakata@city.nobeoka.miyazaki.jp)。