串間市は、２０１７年４月に廃校となった旧北方中学校校舎を有効活用し、地域の振興や発展に寄与する事業者等を広く募集する。学校跡地の活用を希望する事業者等から、事業内容に関する提案を受け付け、選定委員会で内容を審査して、利用者を決定する
対象施設は、１９７０年以降に建設された教室棟（Ｓ造２階７２４㎡）、管理特別教室棟（ＲＣ造２階６２８㎡）、特別教室棟（Ｓ造平屋１２３㎡のほか、便所や倉庫、給食コンテナ室の合計８棟。屋内運動場や駐輪場、プールは貸付対象外とする。
一括貸付を原則とするが、提案内容によっては一部貸付を認める。建物は無償貸付、建物に係る土地は有償貸付を原則とする。
応募資格は、会社更生法及び民事再生法による更正及び再生手続中でないことや国税及び地方税等、串間市の公共料金等について滞納がないこと、地方自治法施行令第１６７条の４に規定する一般競争入札への参加に適さない資格要件に該当しないことなど。
複数の事業者が共同で応募する場合は、前述の要件に加え、共同企業体の名称・代表者を定め、資格認定申請書及び各団体の責任等を明確に記載した協定書を提出できることや、事業者が果たすそれぞれの役割を書面で明確にできることを求める。
提案内容に関して、学校跡地が地域における教育文化の中心としての役割を担ってきたことから、地域の活性化と振興発展に貢献でき、地域の要望に即した活用であることを求める。提案事業は、原則として５年以上実施することとする。
主な選定スケジュールは、▽募集参加申請書提出期限＝６月２７日▽応募申請書提出期限＝７月１８日▽資格審査等＝７月下旬▽参加資格審査結果通知＝７月下旬▽プレゼンテーション審査＝８月初旬▽利用候補者及び次点者決定＝８月初旬―を予定する。
応募者からの提案内について、副市長や関係課長、民間有識者、地域代表でつくる学校跡地利用者選定委員会が、地域性や地元雇用、能力性、事業の安定性について審査を行い、最も優れた提案を行った者を候補者として決定する。
募集要項や各種様式は、ホームページで確認できる。問い合わせ先は、教育委員会学校政策課教育総務係（電話０９８７-５５-１１１９、メールgako@city.kushima.lg.jp）。