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堀之内芳久氏を会長に再選 宮崎県中小企業団体中央会

      

▲写真は挨拶する堀之内会長、総会の模様、会長表彰の受賞者

 宮崎県中小企業団体中央会(堀之内芳久会長)は5月29日、宮崎市内で2024年度「第69回通常総会」を開催した。総会では、23年度事業報告及び決算、24年度事業計画案及び収支予算案などの各議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選で新たな理事及び監事を決定し、新役員の互選で堀之内氏を会長に再選した。

 24年度の事業計画に関しては、人手不足や事業承継への対応、デジタル化や脱炭素化、SDGsへの取組、さらなる賃金の引き上げや働き方改革への対応、マイナス金利解除による資金繰りの懸念など、多くの課題が山積していることから、中小企業等を取り巻く経営環境は、「より一層厳しい状況が続くことが予想される」とした。

 こうした危機的状況を乗り越え、持続・成長・発展していくためには、連携により相互の経営資源を補完・補強していくことが必要であり、中小企業組合とそれを支援する中央会の果たす役割の重要性が増していることから、「第2次宮崎県中央会ビジョン」に基づく事業を効果的に実施し、中小企業の更なる支援の強化に取り組む。

 これを踏まえた24年度の重点方針として、▽中小企業組合の経営基盤強靱化支援▽新規組合の設立と組合間連携等支援▽組合員企業等の経営支援▽中央会組織の支援機能強化―の4項目を掲げ、これに基づく支援活動を積極的に展開することを確認した。

 議事終了後の式典で挨拶した堀之内会長は、ラグビー日本代表がスローガンに掲げていた「ワンチーム」を引き合いに、一企業ではできないことも、組合としてまとまることで活動ができ、メリットが生まれると指摘。その上で「中央会の持つノウハウを組合や加盟企業にフィードバックし、中央会の存在意義を高めていきたい」と述べた。

 式典では、宮崎県知事表彰及び中央会会長表彰の受賞者(後期参照)に表彰状が贈られた。来賓祝辞で河野俊嗣知事の挨拶を代読した佐藤弘之副知事は、中小企業の経済的な地位向上等に係る中央会の取り組みに感謝の意を示し、「今後も組合の新規設立や組合活動を積極的に支援し、期待される役割を十分に果たしてもらいたい」と述べた。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=堀之内芳久
▽副会長=吉岡和則、上山泰寛、吉田陽子、三輪純司
▽専務理事=野口和彦
▽理事=大迫三郎、岡﨑富明、木田正美、植松孝一、湯淺米男、二宮渉、宮元進一郎、吉田孝平、矢野俊也、安藤正憲、市園清貴、黒木保善、野瀬慎太郎、後藤拓郎、外山正志、岡林直之、上之原彰、田上満則、内野浩一朗、元明吉美
▽監事=金丸憲史、日髙一郎、前田慎介

*表彰受賞者は次の通り(敬称略)
〔宮崎県知事表彰〕
▽優良組合=宮崎エルピーガス事業協同組合、宮崎県防疫防災事業協同組合
▽組合功労者=笠村勝友(宮崎県自転車二輪車商協同組合)、家村孝一(協同組合延岡木工団地)、工藤定信(延岡電気工事業協同組合)
▽優良組合青年部=都北地区建設事業協同組合青年部

〔宮崎県中央会会長表彰〕
▽組合功労者=藤元建二(東諸建設事業協同組合)、村川保訓(宮崎県印刷工業組合)、岡林直之(宮崎県自動車整備商工組合)、藤田秀夫(都城宅地建物取引業協同組合)、工藤哲二(西臼杵建設事業協同組合)、長野一正(都城電気工事業協同組合)、飯山勘七郎(前同)、春山義正(宮崎地区建設協同組合)、鈴木剛(前同)、小田光信(耳川林業事業協同組合)、黒肱芳男(宮崎宅地建物取引業協同組合)、宮川耕一(延岡地区環境整備事業協同組合)、蓑田章(前同)、藤岡誠二(宮崎管工事協同組合)、坂元直樹(宮崎県石油商業組合)、兒玉龍之介(前同)、大田竜(宮崎県貯水槽清掃協同組合)、春山晃久(前同)、大毛健次(南部建設事業協同組合)
▽優良職員=長友広海(宮崎県コンクリート製品協同組合)、長友和郎(宮崎ウッド事業協同組合)、甲斐康則(西臼杵生コン事業協同組合)、井上八千代(宮崎県エルピーガス商業組合)、宮原淳一(都城地区生コンクリート協同組合)、盛武夕輝(東諸建設事業協同組合)、白田勇喜(県北生コン協同組合)、小田原誠(南部建設事業協同組合)、中村太一(都城管工事協同組合)。