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有効活用へ市場調査を実施 山之口中央保育所跡地

 都城市は、山之口中央保育所跡地の民間活用等に係るサウンディング型市場調査(民間提案)を実施する。宿泊施設をはじめとする地域活性化に資する施設の立地を目指して、民間事業者と市との対話の場を設け、市場性やアイデアを把握するとともに、民間事業者が参入しやすいよう、条件の整理を行う。

 山之口地区は、2027年開催予定の国民スポーツ大会のメイン会場となる山之口運動公園の整備が進み、これを契機とした地域活性化が期待されている。また、山之口サービスエリアスマートインターチェンジや都城志布志道路の全線開通等により、交通利便性も飛躍的に向上し、交流人口の拡大等も見込まれている。

 一方で、来街者を受け入れる宿泊施設が近傍にないことや、地区中心部にある山之口中央保育所及び隣接するスーパーマーケットが閉所・閉店したことから、こうした低未利用地の有効活用が大きな課題となっている。このため、民間事業者の経営ノウハウやアイデアを生かした土地及び施設の活用可能性を調査検討する。

 対象用地・施設は、山之口中央保育所跡地(市有地)が合計土地面積4469㎡とRC造平屋建延べ446㎡(1976建設)の建物1棟、スーパーマーケット跡地(民有地)が合計土地面積2910㎡とS造平屋建延べ780㎡(1991年建設)の建物1棟。

 サウンディングの対象者は、宿泊施設等の設置・所有または運営に興味、関心のある法人または法人のグループ、もしくは当該土地建物の利活用に興味や関心のある法人または法人のグループ。このほか、参加申込書提出時点で、都城市の競争入札に於いて指名停止措置を受けていないことなどが要件。

 対象となっている土地・建物等は、希望する事業者に貸付・売却し、民間事業者の活力とノウハウを活かした宿泊施設を導入することを検討しているが、宿泊施設以外の利活用についても提案を募集する。また、対象地北側に隣接するスーパーマーケット跡地は民有地となっているが、その土地も含めた活用提案も可とする。

 サウンディングでは、▽事業方法に関すること(借地または土地所有等、事業者が望む形態)▽周辺施設整備に関すること(必要となるインフラ施設)▽施設に関すること(実現可能な宿泊施設の規模など)▽宿泊施設以外の活用に関すること▽その他(宿泊施設の設置にあたり重視する要素・事項等)―について意見や提案を求める。

 サウンディングへの参加を希望する事業者向けに、現地見学会及び説明会を実施する。希望者は6月21日までにメールで申し込む。申し込みがあり次第、日時等を調整して随時実施する。サウンディングの参加申込期限は7月12日。アイデアやノウハウ保護のため、個別に対面で行う。時間は30分~1時間程度。

 詳細はホームページで確認できる。問い合わせ先は、総合政策部総合政策課土地利用対策室(電話0986-23-7161、メールs-tochi@city.miyakonojo.miyazaki.jp)。

調査要領