▲写真は活動の模様
西米良村に本社を置く河野建設株式会社、株式会社一ツ瀬建設、有限会社佐伯建設、ユニオン建設の４社は、５月２日に同村を流れる一ツ瀬川で河川清掃美化活動を行った。活動には、西米良村立村所小学校の生徒及び教職員や宮崎県西都土木事務所西米良駐在所の職員も参加し、参加者は河川のゴミ拾いに熱心に取り組んだ。
河川清掃美化活動は、毎年６月の鮎漁解禁に先立ち、２０１０年から行っているもの。今回で１５年目を数える。開会式では、西米良駐在所の清田寿彦所長と、前年まで村所小学校のＰＴＡ会長を務めていた河野建設の河野孝文代表取締役社長がそれぞれ挨拶し、「力を合わせて綺麗にしよう」と子ども達に呼び掛けた。
作業では、村所小の約６０人の児童が上級生と下級生でペアを組み、１時間程度かけて、河川に落ちていた漁具やプラスチックなどのゴミを丁寧に拾い集め、これを分別して撤去した。活動と合わせて、激甚化・頻発化する近年の自然災害を踏まえ、被害の未然防止の観点から、建設業の視点で護岸等の点検も行った。
作業後には村所小の６年生の生徒が、「自分たちの手で掃除をして、西米良を綺麗にすることができた」と挨拶した。一ツ瀬建設の中武大治朗取締役社長は、「子ども達の手で地元の河川を綺麗にすることで、郷土愛を育んでもらいたい」と期待を込めつつ、綺麗な河川を次世代に引き継ぐため、今後も活動を継続していく考えを示した。