都城市は、施設や設備の老朽化が進む祝吉地区体育館を、現在の祝吉中学校敷地内から早水公園内に移転整備する。2024年度当初予算には、「祝吉地区体育館建設事業」として1003万5000円を盛り込んだ。新施設の設計業務は、昨年度に発注済。24年度は、移転先の外構整備に係る測量設計を発注する予定でいる。
現在の祝吉地区体育館(RC造平屋建延べ888㎡)は、1975年度の竣工から約50年が経過。施設の老朽化が進むとともに、狭小な敷地で駐車場の確保も難しいことから、早水公園の一角に移転新築し、地域における健康増進・生涯スポーツの振興を図る。
昨年度には、移転新築に伴う基本・実施設計の入札を執行し、益田設計事務所が落札した。現段階での新施設の規模は、RC造+S造平屋建延べ900㎡程度を想定。当初の設計期間は24年2月29日としていたが、24年5月末に完了時期を延長した。
市が公表した4月時点の発注見通しによると、第3四半期に指名競争入札で「祝吉地区体育館外構測量設計業務委託」を発注するとしている。当該業務では、外構工事に伴う測量設計(4000㎡)を委託する。業務規模は3千万円未満。履行期間は約6カ月。
事業期間は23~26年度の4箇年。24年度は、建設予定地の地質調査や設計業務を行う。計画によると、25~26年度に建物本体工事を行う予定でいる。