▲写真は挨拶する藤元会長、総会、表彰式の模様
東諸地区建設業協会(藤元建二会長)は4月22日、東諸建設会館で2024年度「第75回通常総会」を開催した。総会では、23年度事業報告及び収支決算のほか、24年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員選任では、藤元建二氏を会長に再選した。
総会で挨拶に立った藤元会長は、建設業が地域の守り手として欠かかせない存在である一方、依然として従事者の高齢化や担い手不足等の問題が解消されていないことに言及。
さらに、時間外労働の上限規制が適用されるなど、業界を取り巻く環境が一層厳しくなるとして、働き方改革の推進や建設キャリアアップシステムの導入等により、次世代に安心して将来を託せるよう、個々の職場の環境改善にも注力してもらうよう呼び掛けた。
来賓挨拶で宮崎県高岡土木事務所の中武透所長は、24年度予算に於ける事務所管内の事業内容のほか、労働環境や盛土規制等について説明。日頃の迅速な災害対応等に感謝の意を示し、県土整備行政に於ける更なる連携強化を会員に求めた。
議案審議では、23年度事業報告及び決算報告、剰余金の処分案、24年度事業計画案及び予算案について意見を交わし、いずれの議案も原案どおり承認。役員選任では、会長に藤元建二氏を再選したほか、副会長に許斐泰將氏(許斐建設)、中馬洋一氏(中馬建設)の両氏を再選した。
24年度の事業計画では、公共工事の継続的拡大や地域企業育成型の充実・拡大促進、地域企業育成型と指名競争入札の適用範囲の拡大、公共工事の早期発注と平準化発注の促進、防災訓練を通じた災害対応力の強化、防災対策の推進を図るとした。
また、週休2日制の普及及び情報通信技術への取り組みや会員の加入促進による組織体制の強化、CCUSの完全実施に向けた取り組み、青年部の活性化及び活動支援、イメージアップの推進などにも取り組む。
総会では表彰式も行い、優良社員表彰を受賞した▽首藤明氏(藤元建設)▽多田憲浩氏(前同)―に対して、藤元会長から表彰状と記念品が贈られた。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=藤元建二(藤元建設)
▽副会長=許斐泰將(許斐建設)、中馬洋一(中馬建設)
▽理事=山﨑透(日栄建設)、井澤孝行(井沢建設)、栗巣景吉(栗巣土木)、髙橋信一(髙橋組)
▽監事=小倉雄二(小倉組)、有村英敏(有村建設)
▽事務局長=中山秀雄(東諸地区建設業協会)。