▲写真は河野会長、表彰式、総会の模様
日南地区建設業協会(河野直継会長)は4月19日、日南建設会館で2024年度の通常総会を開催した。総会では、建設業の健全な発展や担い手の確保・育成、生産性向上への取り組みなどを盛り込んだ24年度事業計画案及び収支予算案などの各議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、会長に河野直継氏を再選した。
挨拶で河野会長は、公共建設投資の下げ止まりや設計労務単価の引き上げにより、建設業を取り巻く環境に改善傾向がみられる一方、資材高騰等による経営環境の悪化や担い手不足による後継者問題、技術者の育成遅延といった難題を抱えている点に言及。会として、関係各省に働きかけなどを行う考えを示し、一致団結して諸課題の解決に取り組んでもらうよう、引き続きの理解と協力を会員に求めた。
来賓挨拶後に行われた表彰式では、役員表彰を受賞した青山元信氏(青山建設)、門川好秀氏(日南建設)のほか、永年勤続表彰を受賞した▽田中隆昭氏▽内田盛明氏▽長倉公智氏▽西俣巧氏▽久嶋茂昭氏▽水本辰郎氏▽吉澤弘朗氏▽宮園健太郎氏▽小田口誠治氏▽和田幸太郎氏―に対して、表彰状と記念品が贈られた。
受賞者を代表して謝辞を述べた田中造園土木の田中隆昭氏は、「私たちがこれまで仕事に専念できたのは、職場の同僚や関係各位の御指導のたまもの。変化の大きい世界情勢の影響もあり、建設業は依然として厳しい状況にあるが、皆様の力添えをいただき、一致団結して業務に取り組みたい」と意気込みを語った。
議案審議では、事業計画や収支決算・予算などを承認。このうち、24年度の事業計画では、▽建設業の健全な発展▽担い手確保と育成対策の推進▽生産性向上への取り組み▽災害対応力の強化▽法令遵守の徹底▽協会への加入促進―などの重点事項のほか、自主活動や各種研修、表彰・会議等の開催に取り組むことを確認した。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=河野直継(河野組)
▽副会長=河野和也(河野建設)、永野真哉(永野建設)
▽理事=中村幸司(中幸組)、上村孝司(富岡建設)、髙橋浩文(髙橋建設)、青山浩司(青山建設)、竹井哲博(竹井建設)、長松紘士(谷口重機建設)
▽監事=大毛健次(大毛建設)、中井徹(中井建設)。