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竹灯ろう作成などに挑戦、親子参加景観WS 宮崎市

      

▲写真はワークショップの模様

 宮崎市は、2月12日に宮崎市民プラザで、小学生を対象とした親子で参加する「景観ワークショップ」を開催した。次世代を担う子ども達に、宮崎の自然豊かな景観を伝え継承し、豊かな心を育んでもらおうと開催したもの。事前に応募のあった約60組の親子が、竹灯ろうや寄せ植え、ウェルカムボードの作成に挑戦した。

 一般社団法人宮崎建築士会が協力した竹灯ろうの作成体験では、節単位で切断した竹に、花火や花といったデザイン画を貼り付け、インチの異なるドリルを使って、デザイン画に沿って穴を空けていく作業に挑戦。完成した竹灯ろうを段ボール箱の中に入れて、のぞき穴からのぞいた子ども達からは「きれい!」などの声があがった。

 宮崎県広告美術協同組合は、カッティングシートを使ったウェルカムボードの作成体験に協力。参加した子ども達は、WELCOMの文字シートをカッターで丁寧に切り抜き、スチレンボードに黒のカッティングシーやWELCOMの文字などを貼り付け、パンダが来訪を歓迎するウェルカムボードを完成させた。

 公益社団法人日本家庭園芸普及協会の認定グリーンアドバイザーが協力した寄せ植えでは、草花の組み合わせを考えながら、色とりどりの寄せ植えを完成させた。宮崎市の担当者は、「景観といっても様々な種類がある。ものづくりを通じて、まずは室内や玄関、庭先で楽しめる身近な景観を親子で学んでもらいたい」と話した。