仕事と生活の調和の実現に向けた職場環境づくりに積極的に取り組む企業等を認証する「ひなたの極(きわみ)」認証制度で、宮崎県は新たに▽創宮株式会社▽BTV株式会社▽株式会社ケーブルメディアワイワイ▽東洋事務器株式会社―の4者を認定し、2月2日に認証書を授与した。今回を含めて認証企業は65者となった。
2018年に創設した「ひなたの極」認証制度は、仕事と家庭の両立に向けた職場環境づくりに関して、特に優れた成果が認められる企業等を認証するもの。認証されるためには、働き方(休み方)の見直しや休業制度等の実績、仕事と子育てに関する一般事業主行動計画の策定など、県が定める審査項目を一定数満たす必要がある。
新燃レンガや瓦の施工・販売、屋根工事等を手掛ける創宮(都城市)は、「100年先も進化し続ける伝統」をモットーに、日々技術を磨きながら、社員やその家族の生活を守るため、仕事と家庭の両立できる働きやすい職場環境を整えている。
また、ノー残業デーといった残業時間の削減に加え、育児休暇や時間休など、社員の意見を踏まえた取り組みのほか、各種研修や資格取得支援など、社員がスキルアップができる環境を整えている。
ひなたの極の認証企業は、宮崎県のホームページに企業名や会社の特徴を掲載し、企業としてのイメージアップを図ることができる。また、就職説明会や企業ガイダンス等への優先参加、商談会等の情報提供、宮崎県中小企業融資制度での優遇措置、入札参加資格審査での加点等といったインセンティブも付与される。
認証に際して、今年4月から年次有給休暇取得率に関する審査方法を変更するとともに、一般事業主行動計画の策定や賃金昇給等に関する審査項目を新設する。制度の詳細や申請方法はホームページで確認できる。問い合わせ先は、商工観光労働部雇用労働政策課労政福祉担当(電話0985-26-7106)。