宮崎市は、廃校となった小学校の跡地利活用に向けたサンディング型市場調査(事前可能性調査)を実施する。旧去川小学校(高岡町)、旧鹿村野小学校(田野町)、旧穆佐小学校プール(高岡町)の3校について、購入意向の有無を調査するとともに、条件等について民間事業者から意見・提案を求め、売却の可能性を把握する。
旧去川小学校の土地面積は7705㎡(測量中)。広大な敷地に、校舎2棟やプール附属棟、体育館、倉庫、トイレなどの建築物が残存している。敷地の一部は土砂災害警戒区域に指定されており、現在、校舎の一部を指定避難所として利用しているほか、地域のイベント時に、グラウンドを臨時駐車場として利用している。
旧鹿村野小学校の土地面積は8099㎡。校舎等の施設は現存していないが、土地の一部に個人との共有名義がある。水道ポンプ場や防火水槽は売却予定範囲に含まない。旧穆佐小学校は、プール敷地分(1012㎡)のみが対象。隣接するグラウンド用地の一部を含めた売却を希望する場合は、個別対話の際に提案する。
サウンディング対象者は、廃校跡地の利活用事業の実施主体となる意向を有する法人、法人のグループまたは個人。サウンディングでは、廃校跡地の利活用について、特に①買受可能な価格水準②地域貢献や地域連携の可能性③買受後の用途④事業実施にあたっての課題・条件・その他意見―に関する提案を求める。
参加を希望する場合は、3月29日までに「みやざきCITY PORT」(通称みやPORT)の入力フォームから申し込む。参加希望者は、現地見学を行うことも可能。質疑は、所定の質問シートに必要事項を記入し、電子メールで送信する。個別対話は2月7日~3月29日に実施。4月~5月頃に調査結果の概要を公表する。
調査の実施要領や施設概要は、みやPORT(ホーム→産業・事業者→公民連携→窓口)で確認できる。調査に関する問い合わせ先は、教育委員会企画総務課(電話0985-85-1822、メール45soumu@city.miyazaki.miyazaki.jp)。
《実施要領》