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ものづくりの楽しさなど伝える 宮崎市で技能まつり開催

      

▲技能まつりの模様

 ものづくりの楽しさや大切さを広く県民に知ってもらおうと、宮崎県と宮崎県職業能力開発協会、宮崎県技能士会連合会は10月21日と22日の2日間、宮崎市の大型商業施設で「第41回技能まつり」を開催した。県内の技能士会などが体験コーナーを設置し、買い物客や親子連れにものづくりの魅力を伝えた。

 塗装技能士会は、木製の小箱にみやざき犬などのイラストを絵付けする体験コーナーを設置し、参加した親子が小箱に転写したイラストを好きな色に塗り上げた。入田修一会長は、「私達も塗装という仕事の意義を再確認することができる」とイベントの意義を強調し、「子ども達に純粋に楽しんでもらいたい」と話した。

 また、宮崎県屋根工事組合連合会は干支がわらの製作体験ブースを出展し、畳工業組合技能士はミニ工芸畳の製作体験を行った。広告美術技能士会はカッティングシートを加工したお面の作成体験、左官技能士会は着色した壁塗り材を使ったコテ絵の作成体験、建築大工技能士会は本立・花台の作成体験を行った。

 このほか、造園技能士会は、サツキやツツジ、シマトネリコ、ハクチョウゲ等の植物と流木、石、苔を自由に組み合わせるミニ箱庭の作成体験を実施。型枠技能士会はL型擁壁型枠の組立体験を行い、とび技能士会は梯子乗りとまとい振りの実演を披露した。

 鉄筋業技能士会は、手作業や電動工具による鉄筋の結線・切断体験を行うとともに、建物や構造物で使用されている様々な太さの鉄筋を紹介した。宮崎県鉄筋業組合の山路修理事長は、「普段、目にする機会のない作業を子ども達に楽しみながら体験してもらい、専門工事業に興味や関心を持ってもらいたい」と話した。