建設ネット企画画像 四角 四角

旭建設がブース出展、技術PR 九州建設技術フォーラム

           

▲写真は旭建設の出展ブース

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、10月11日~12日に福岡県の福岡国際会議場で開催された「九州建設技術フォーラム2023」に、NETISに登録された「AKフレーム」のほか、「無人化施工」などの自社開発技術を出展した。訪れた来場者に、担当者が技術や工法の特長などをPRした。

 フォーラムは、建設技術の開発や普及促進に向けて、企業・大学・行政といった産学官のそれぞれが、新技術の開発及び活用の最新情報等に関する取り組みを発信するもの。技術情報の展示やプレゼンテーションを通じて、互いに連携を深め、九州に於ける建設技術の更なる発展を目指す。旭建設の出展参加は今回で6回目となる。

 同社のブースでは、NETIS登録技術の「AKフレーム」をはじめ、「張り出しOKくん」や「a-slide」などの自社開発技術に加え、インフラDXの一環として取り組んでいる「無人化施工」や、今年9月の台風14号災害に於ける空撮調査及び3次元測量での早期復旧に向けた活動を紹介した。

 同社の木下哲治取締役専務は、「弊社の技術を多くの方々に知ってもらい、活用していただきたい。多くの意見を聞くことで、我が社の問題点の発見にもつながる」「他社の最新技術に触れることで刺激を得る良い機会になった。出展は社内でのモチベーション向上にも繋がり、新たなイノベーションを生む原動力にもなる」と話す。

 2023年度からBIM/CIMの原則適用が本格的にスタートしたことを踏まえ、同社は建設ICT技術の底上げへの取り組みのほか、建設業全体の生産性向上や技術革新に寄与できるよう、更なる技術研鑽に努めていく考えでいる。

 九州建設技術フォーラムの専用サイトでは、11日に行われた基調講演の動画を配信。11月10日18時まで公開しているオンラインウェブサイトでは、会場での展示技術情報のほか、多種多様な最新技術・PR動画を閲覧できる。サイトを閲覧するためには、専用フォームやQRコードから申し込みが必要となる。