▲写真はセミナーの模様、講師の亀澤文二氏
一般社団法人宮崎県建設業協会は、10月5日に延岡市内で「建設人材採用力向上セミナー」を開催した。宮崎県の建設産業県内就職促進事業を活用して実施したもの。セミナーには、企業の経営者や採用担当者など約20人が参加。専門講師による講話を通じて、求職者の集め方や自社の魅力の伝え方を熱心に学んだ。
採用市場での人材獲得競争が激化する一方で、建設産業に於ける高校生の県内就職率はここ数年上昇傾向にあり、今が人材確保のチャンスでもある。
セミナーでは、株式会社マイナビ宮崎支社長の亀澤文二氏が講演。亀澤氏は、全国と宮崎県の有効求人倍率の比較や建設業の求人倍率を紹介するとともに、採用ターゲットにマッチした情報提供がコミュニケーションの生産性を高めること、自社の魅力を伝える際に伝えるべき内容の整理が必要であることを説いた。
また、求職者を引き付けるための会社説明会及び選考試験の運用方法を解説したほか、入社後の定着率を向上させるための世代間ギャップの理解、新入社員の戦力化に向けたオンボーディングの進め方などを説明した。
セミナーではこのほか、県立延岡工業高等学校土木科の岡田篤氏が、求人に向けた高校へのアプローチをテーマに講演。学生に対して行った就職意識等に関するアンケート調査の結果を解説し、求人活動の基本ルールや求人票作成のテクニック等を説明した。
また、宮崎県教育庁高校教育課で就職支援エリアコーディネーターを務める桑原寿美氏は、高校生の採用活動のポイント等を解説した。