建設ネット企画画像 四角 四角

10月に県南・県北の2会場で開催 水辺の工法研究会

 宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会は、10月23日に県南会場(宮崎市)、24日に県北会場(日向市)で2023年度第3回研修会を開催する。10月10日まで受講申し込みを受け付ける。

 研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。

 今回の研修では、宮崎大学名誉教授の岩本俊孝氏が「多自然型川づくりにおける豊かな哺乳類相を保証する要素」をテーマに講演。広く多様な河川環境及び餌となる生物相を必要とする各哺乳類について、生活を保証す河川環境の要素や、いかに食物連鎖を考慮した管理・施工を考えるべきかを解説する。

 また、熊本大学大学院先端科学研究部土木建築学部門の皆川朋子准教授は、17年7月の九州北部豪雨で被災した筑後川右岸に流入する14支川において激特事業や復旧工事が行われたことを踏まえ、災害やその後の河川改修を振り返り,課題や今後のより良い災害復旧について情報を共有する。

 開催日時と定員は、県南会場が10月23日12時30分~16時30分に宮崎市民文化ホール大ホール(定員400人)、県北会場が10月24日13時~17時に日向市中央公民館ホール(定員230人)。税込の受講料は一人あたり3200円。

 受講希望者は、各会場の専用フォームに必要事項を入力して送信し、受講料金を指定講座に振り込む。入金確認後、受講申込受付証を電子メールで返送する。申込後に業務の都合等で受講できなくなった場合は、受講者の変更を認める。

 研修会は、一般社団法人全国土木施工管理技士連合会のCPDS認定講習、一般社団法人建設コンサルタンツ協会のCPD認定プログラムに申請する。

 研修会の詳細はホームページ(https://www.oyodo-river.org/)で確認できる。問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、メールmizube@oyodo-river.org)。