▲写真は体験学習の模様
宮崎市塗装業協会(平原勝利会長)は9月7日、職場体験学習の取り組みである学校版「ゆめパーク」事業の一環として、宮崎市立大塚中学校で塗装の体験学習を実施した。会員企業20社から代表や職人ら約30人が参加し、2学年の生徒60人を対象に塗装体験を行った。
開会にあたり平原会長は、我々が生活する場所に建つ様々な施設を例に挙げながら、「塗装の仕事は、単に建物を綺麗に見せるだけではなく、雨風等の気候変化や自然現象等から建物自身を守る大切な仕事。実際に塗る体験を通じて、塗装の楽しさ、やりがいなどを感じてもらう有意義な時間になれば嬉しい」と挨拶した。
続いて、担当者から塗装作業に際しての注意事項や使用する道具に関する説明等があったあと、20人を一組とする3グループに分かれて、順次塗装作業を行った。協会員が事前に下地処理した廊下壁面に、各班に分かれた生徒達が職人から細かいアドバイスをもらいながら、壁面の上塗りに取り組んだ。参加した生徒達は真剣な眼差しで、慎重に刷毛を動かしながら、壁面を綺麗に塗り上げていた。
同中学校の金丸友紀教諭は、「子ども達が塗装職人とともに、普段経験できない塗装作業を体験することで、働く大変さや楽しさを知ることができたと思う。今後の子ども達の職業観にも大きく影響を与える事業として、協力いただいた皆様に感謝している」と述べた。