▲写真は宮崎地区、高鍋地区、日向地区の活動模様
県内11地区の建設業協会青年部で組織する宮崎県建設業協会青年部連合会(金丸誠悟部会長)は、8月4日の「橋の日」に合わせて、各地区で橋梁の一斉清掃ボランティア活動を行った。今年の活動には、県内各地区の青年部員ら約300人が参加し、各地区で橋梁の高覧や歩道の清掃、雑草の除去等に汗を流した。
活動は、人や地域を繋ぐかけがえのない橋とふれあい、道路・河川愛護の精神や潤いのあるまちづくりといった郷土愛を深めるとともに、地域に根ざす建設業として、地域や橋に対する感謝の思いを込めて、2021年度から各地区で実施しているもの。
このうち、宮崎市の大淀川に架かる赤江大橋では、宮崎地区建設業協会青年部の部員ら25人が早朝から現地に集合し、各自の作業内容や注意事項を確認。真夏の太陽が照りつけ、時折、雨が降る不安定な天候の中、歩道と車道の境や花壇脇に生えた雑草の除去、欄干の磨き上げ、歩道上のゴミ拾いなどに黙々と取り組んだ。
一方、日向市の塩見川に架かる中原橋では、日向地区建設業協会青年部員のほか、宮崎県日向土木事務所の職員ら25人が作業に参加。歩行者や自転車、通行車両に注意しながら、周辺の堤防沿いの草刈り、歩道や車道との境に茂った雑草の除去を行い、欄干に堆積していた土砂や苔等を高圧洗浄機で綺麗に洗い流した。
このほか、高鍋町の小丸川に架かる小丸大橋では、高鍋地区建設業協会青年部員のほか、宮崎河川国道事務所高鍋出張所、宮崎県高鍋土木事務所の職員が参加して、夕刻から作業を開始。帰宅途中の歩行者や自転車、通行車両に注意しながら、歩道と車道の境に茂った雑草の除去、欄干に張り付いた蜘蛛の巣の除去に汗を流した。
青年部連合会の金丸部会長は、「地域に根ざす建設業の一員として、地域や人を繋ぐ橋への感謝と郷土愛を込めながら、先人が造った社会インフラを次世代に引き継ぐため、各地の橋を綺麗にしていきたい」と話した。また、「活動を通じて、若年層をはじめとする担い手の確保や建設業のイメージアップに繋がれば」と期待を込めた
当日はこのほか、▽日南地区=山瀬橋▽串間地区=福島大橋▽都城地区=赤星橋▽小林地区=新花堂橋▽西都地区=太鼓橋▽延岡地区=安賀多橋▽高千穂地区=神都高千穂大橋―でそれぞれ清掃奉仕活動を実施。東諸地区は、照葉大吊橋で作業を行う予定だったが、台風接近に伴う強風の影響を考慮して、今回は活動を中止した。