都城市は、経年劣化が進む妻ケ丘地区公民館(上東町17街区6号)を敷地内に建て替える計画を進めている。昨年度までに、施設整備に係る実施設計が完了。市の発注見通しによると、第2四半期に既存施設の解体工事、第3四半期に新施設の建築主体工事、電気工事、管工事をそれぞれ発注する予定でいる。
経年劣化が進む地区公民館の再整備の一環として取り組むもの。新たな公民館は、地域の社会教育や生涯学習の拠点として、建物のバリアフリー化や多目的ホールなどの施設機能の充実、駐車場の拡充を図り、市民が利用しやすい施設となるよう整備する。
新設する地区公民館の規模は、RC造平屋建延べ1050㎡程度を計画。新設する公民館のほか、既設公民館及び付属施設(RC造2階建800㎡)の解体、駐車場・駐輪場・敷地内雨水排水設備等の外構整備に係る建築設計は団一級建築設計事務所が担当した。
事業期間は21~24年度の4箇年を計画。総事業費は8億0634万円を見込む。23年度当初予算には、今年度の事業費として1億5224万円を盛り込んだ。
都城市の発注見通し(7月時点)によると、第2四半期に「妻ケ丘地区公民館解体工事」、第3四半期に「妻ケ丘地区公民館建設(建築主体)工事」「同(電気)工事」「同(管)工事」をそれぞれ発注する予定でいる。入札方式はいずれも条件付一般競争。工期は、解体工事が約3カ月、建設工事がいずれも約10カ月を見込む。