公益財団法人宮崎県建設技術推進機構は、9月5日に2023年度の「景観研修」を開催する。開催場所はみやざきNPO協働支援センター会議室(KITENビル内)。建設業や測量設計業、造園業に従事する民間の技術者等を対象に、実務者に必要な景観に関する基礎的な知識の習得を図る。
研修では、長崎大学工学部大学院工学研究科の石橋知也准教授が「風景のとらえ方」をテーマに、対象地の地形や歴史を景観として読み解くことの重要性や視点場を正しく理解する手法などを解説。
熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター外部協力研究員の増山晃太氏は、「風景のつくり方」をテーマに、現地調査で共有すべき内容や景観設計のアプローチ、公共工事における景観・視点場の捉え方を説明する。
このほか、前述の講師2人に宮崎大学地域資源創生学部の尾野薫氏を加え、高千穂通り周辺をフィールドとして講義を踏まえた景観分析を実施。「居心地の良い歩きたくなる空間」に関するグループ・全体ディスカッションを行う。
開催時間は9時40分から17時15分まで。定員は15人。研修経費は一人当たり3000円。公平性を考慮し、原則として1社あたり2人までの受け付けとする。8月24日まで、ホームページ内の専用フォームから申し込みを受け付ける。
詳細は宮崎県建設技術推進機構のホームページで確認できる。問い合わせ及び申し込み先は、土木課企画研修システム担当(電話0985-20-1830、メールmks-25@mk-suishin.or.jp)。
《研修案内》