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総合体育館建設、契約候補者に五洋JV 日向市

 公募型プロポーザル方式で「総合体育館整備事業」の事業者選定手続きを進めていた日向市は、最優秀提案者に五洋・あさひ産業・三郎建設・環境デザイン・アーク計画設計特定建設工事共同企業体を特定した。総合体育館の整備に係る基本・実施設計、建設工事、施工監理等のほか、外構整備に係る基本設計を行う。

 大王谷運動公園の水泳場及び隣接する芝生広場の敷地に、総合体育館を整備する計画。基本計画では、アリーナや武道場、ステージといった競技機能のほか、固定席500席程度の観覧機能、管理・サービス機能、健康増進・交流機能、災害時拠点機能、その他の機能を備えた体育館の規模を2階建延べ6500㎡程度と想定する。

 1階には、バスケットコート2面の広さを確保した吹き抜けのアリーナ(約1800㎡)のほか、更衣室や器具庫、機械室、多目的室、トレーニング室、交流室、事務室などの諸室を配置。2階には、アリーナの吹き抜け周囲に観覧席を設けるとともに、武道場(594㎡)や更衣室、放送室、会議室・控室、機械室などを配置する。

 事業者の選定に際しては、発注者が求める機能や諸条件を満たす高度かつ専門的な能力を有する者を設計・施工者とするため、価格とそれ以外の提案を総合的に評価する公募型プロポーザル方式を採用した。発注者支援に係るコンストラクションマネジメント業務(CMR)は、明豊ファシリティワークスが担当する。

 建設場所は大王谷運動公園の水泳場及び隣接する芝生広場の敷地で、事業期間は2026年9月30日まで。税込の提案上限価格は37億3000万円と設定していた。契約締結後、23~24年度に基本・実施設計、25~26年度に建設工事、26年度に外構工事を行い、26年度中の供用開始を目指している。