▲写真は挨拶する宮島部会長、総会の模様
宮崎県建設業協会女性の会(宮島百合子部会長)は6月22日、宮崎市内で2023年度「第5回通常総会」を開催した。総会では、22年度事業報告及び決算、剰余金処分案のほか、若年技術労働者の育成・確保や女性技術者等の入会を促進するなどとした23年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認した。
総会で挨拶に立った宮島部会長は、昨今の物価高騰や企業による賃上げ、働き方改革の推進といった社会・経済情勢に言及。建設産業の喫緊の課題である人手不足の解消に向けて、子ども達に土木とふれあってもらう機会を提供するなどの取り組みの必要性を指摘するとともに、若年層や女性の入職促進に注力していく考えを示した。
議案審議では、22年度の事業経過として、建設産業分野に関する情報を集約した宮崎県の建設産業魅力発信サイト「ビルミヤ」の開設にあたり、女性の会の会員及び会員企業の女性技術者が、ヒアリングや座談会を通じて協力したことを報告。
23年度の事業計画では、女性技術者等の確保・育成や働き方改革への対応といった課題が山積している現状を踏まえ、建設業に携わる女性で構成する会の特性を活かし、こうした課題の解決に向けて、女性の英知と感性を活かした事業を展開するとした。
具体的には、若年技術労働者(特に若年女性技術者等)の育成・確保の促進や女性技術者等の入会促進による組織体制の強化、小中学校及び高等学校等の教育現場と連携した学生等への情報発信、PRイベント事業の開催、行政機関・団体等との意見交換や陳情・要望活動の実施、適正な企業評価と入札契約制度改正への対応に取り組む。