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常に危機感を持ち続ける努力を 大淀開発と協力会社

      

▲写真は挨拶する堀之内社長、大会の模様

 大淀開発株式会社(堀之内芳久代表取締役社長)は6月20日、都城市内で2023年度の安全大会を開催した。4年ぶりの通常開催となった大会には、同社及び協力会社の職員ら総勢約500人が参加。安全表彰や安全講話、安全宣言を通じて、参加者一同は更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害の達成に邁進することを誓った。

 安全衛生委員長として挨拶に立った堀之内社長は、堅調に推移する同社の業況や攻め続ける経営姿勢について言及するとともに、安全衛生管理に関して、事故を他人事として捉えず、絶えず危機感を持ち続ける努力の必要性を強調。「自身と家族のためにも、まずは自分の身を自分で守ってもらいたい」と参加者に強く訴えた。

 安全表彰では、安全衛生に関する取り組みが顕著だった優秀社員2人、優秀工場・作業所4件、優秀協力企業10社、優秀職長10人に対して、表彰状と記念品が贈られた。

 安全対策室の椎葉孝志室長は、県内に於ける労働災害の発生状況や死亡災害の事例を説明するとともに、リスク管理の重要性を指摘。「安全は一人ひとりが築き上げるもの」として、未然にリスクの芽を摘み、安全対策を講じて、自分の身を守ることの重要性を説き、「各現場・作業所で災害ゼロを目指していこう」と呼び掛けた。

 協力会社を代表して安全の誓いを述べた叶工業の野瀬栄樹代表取締役は、「安全管理の重要性を深く認識し、安全意識の高揚を図り、作業所の環境整備に努めるとともに、作業標準のルールを忠実に守り、労働災害の防止に全力を尽くす」と力強く宣言した。

 大会ではこのほか、橋梁やトンネル、道路のメンテナンス現場を撮影した写真集「インフラメンテナンス~日本列島365日、道路はこうして守られている~」をはじめ、建設現場で働く人達のひたむきな姿を追い続ける写真家の山崎エリナ氏を講師に招き、「写真家から見た現場・建設業・人の魅力」をテーマに講演を行った。

 表彰受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽優秀社員=前村圭介(土木部工務課)、山﨑安男(建築部工務課)
▽優秀工場・作業所=製造部合材課、山之口運動公園造成工事(野﨑正一、緒方芳仁)、上長飯認定こども園改築工事(木之下誠、瀬尾完太)、宮崎太陽銀行都城支店・都城北支店・あやめ原支店新築工事(徳丸勲、別府直樹)
▽優秀協力企業=叶工業、キング、ケンシンテクノ、コダマ塗装店、小能鉄筋工業、ジョウジ運輸、田中鉄筋工業、丸正建設機動、宮﨑ユニット工業、ヨシムラ防水
▽優秀職長=石川修(叶工業)、井上瑞貴(齋藤鐵工所)、大迫寿徳(ヨシダ)、大里髙士(大里建設)、神崎孝弘(クワハタ)、坂下福一(タカラ建材)、穂満正彦(前同)、福永大輔(堀之内鉄筋)、宮地翔汰(谷山電設)、吉田裕亮(ケンシンテクノ)。