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ゼロ災職場へ安全意識を高揚 松本建設と協力会社

      

▲写真は挨拶する松本社長、大会の模様

 松本建設株式会社(松本純明代表取締役社長)は6月16日、宮崎市内で2023年度の安全大会を開催した。大会には、同社及び協力会社の職員らが参加。23年度全国安全週間スローガンの「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」を踏まえ、無事故・無災害の達成に向けて、安全意識の更なる高揚を図った。

 大会で挨拶に立った松本社長は、参加者各自の安全に対する前向きで真剣な取り組みにより、昨年度を無事故・無災害で乗り越えたことに対して感謝の意を示すとともに、全国安全週間のスローガンを合言葉に、安全行動の重要性を再確認したうえで、災害ゼロの快適な職場環境づくりを目指していこうと参加者に呼び掛けた。

 同社建築部の一ノ瀬順平氏は、「ひなたサンマリンスタジアム照明塔改修工事」に於ける作業所の安全管理状況を報告。施工状況を動画等で紹介するとともに、作業時に強風対策の徹底やクレーン設置位置の確認、周囲への安全配慮など多岐にわたる創意工夫を盛り込み、工事に取り組んだことを説明した。

 安全表彰では、優良者表彰を受賞したガイアートと新興の2社、社員安全管理優良表彰を受賞した小齊平幸彦氏(建築部)と四元隆一郎(土木部)の2人に対して、松本社長が表彰状と記念品を贈呈。ガイアートの宮本英樹営業所長が謝辞を述べた。

 大会では、宮崎大学名誉教授の中澤隆雄工学博士を講師に招き、「コンクリートの歴史と劣化損傷の機構対策について」をテーマに講演。高度経済成長期時代に造られた建造物の老朽化問題の観点から、コンクリートの修繕や補修に係る詳細な対策を解説した。

 安全宣言を行った土木部の中馬英雄所長は、「安全衛生の高揚に努める」「安全管理に関する体制の強化を図る」「元方事業者と協力業者は安全管理が一体的に確保されるよう努める」「作業着手前にはKYミーティングを実施し、作業計画、作業手順、安全注意事項を確認」「労働安全衛生法、規則、細目を守る」ことを固く誓った。