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三井共同建設コンが落札 スポーツパーク実施設計

 延岡市は6月9日、指名競争で「(仮称)延岡市スポーツパーク実施設計業務委託」の入札を執行。その結果、三井共同建設コンサルタントが553万7000円で落札した。ヘルストピア延岡の南側緑地(妙田公園西広場)に、人気のアーバンスポーツを楽しめるスポーツパークを整備するための実施設計を委託する。

 整備箇所の敷地面積は2600㎡。スケートボードやインラインスケート、BMX等が利用可能なスケートコートと、3on3バスケットボールのコート2面の整備を計画する。このほか、フェンス設置や夜間利用のための照明設備の設置、既存の四阿の移設を行う。周辺住宅等への影響を考慮し、防音対策等を検討する。

 現時点で計画する工事項目は、▽敷地造成工(コンクリート舗装)▽フェンス設置工▽スケートセクション設置工▽バスケットコート・ゴール設置工▽防音壁設置工▽照明設置工▽既設四阿移設工、駐輪場設置工▽準備工(樹木伐採・移設)その他雑工―各1式。24年度に整備工事を行い、25年度の供用開始を予定する。

 設計業務の委託期間は2024年3月19日まで。入札の公表価格は730万5000円、最低制限価格は552万7000円だった。金額はいずれも税抜。

 スケートボードや3on3バスケットボール、BMX等のアーバンスポーツは、東京2020オリンピックの正式種目となり、全国的に競技人口が増加している。延岡市内でも、アーバンスポーツを楽しむ光景が増えてきたが、市内には競技を安全に行える場所がないこともあり、市民から施設整備を求める声が寄せられていた。