▲写真は挨拶する服部理事長、総会の模様
延岡管工事協同組合(服部貴幸理事長)は5月19日、組合会館で2023年度「第57回通常総会」を開催した。総会では、22年度の事業経過や収支決算について報告があったほか、23年度の事業計画案や収支予算案、23年度スローガン採択案等について慎重に審議を行い、いずれの議案も承認された。
挨拶で服部理事長は、少子高齢化の波を受け、世代交代が困難になりつつある現状を危惧し、「技術の継承者がいなくなれば、凍結災害はもとより、日常の突発工事にも弊害が出てくる」と指摘。命に係わる大切な水を守る水道技術者の価値観を見直し、受注工事の諸費用等も適正な見直しを行うべきと述べた。
そのうえで、「水道工事に携わる者が誇りや魅力、やりがいを感じる具体的な評価が必要であり、様々な水道工事に対応できる事業者を増やすためには、組合員に対する評価を行うべきだと考える」と強調。「一丸となって組合を存続・継承していく覚悟で進み続けたい」と意気込みを語り、組合員に協力を求めた。
議事で承認された23年度の事業計画では、▽業務委託事業▽資材販売事業▽穿孔事業▽金融事業▽情報提供事業▽陳情活動―などに積極的に取り組むことを確認。23年度のスローガンは「信頼のある仕事、生まれる安全・安心な水」に決定した。
23年度の組合表彰では、特別功労に大浦豊氏(若葉設備)、優良従業員に▽松田順子氏(小田工業)▽鳴海裕幸氏(矢野配管)▽榎田道幸氏(若葉設備)を選定した。