国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所は、国道10号門川日向拡幅のうち、長江交差点~木原交差点間の4車線化が完了し、6月24日11時30分に供用を開始すると発表した。当該区間の開通により、門川日向拡幅の全ての区間で4車線化が完了する。同日10時30分から日向市中央公民館で開通式典を行う。
門川日向拡幅は、国道10号の交通渋滞や交通安全性の課題の解消、高速ICへのアクセス向上等を図り、沿線地域の発展に貢献する4車線拡幅事業。全体延長は12.8㎞で、1994年に門川地区(門川IC付近~日向市梶木町、延長4.9㎞)、97年に日向地区(日向市梶木町~新生町、延長4.9㎞)が開通した。
残る財光寺地区(延長3㎞)のうち、長江交差点~木原交差点間(1.2㎞)の整備がこのほど完了し、6月24日に供用を開始する。4車線化に伴い、混雑時に時速20㎞の速度向上が見込まれるなど、交通混雑の緩和が期待されるほか、交通安全性が格段に向上し、死傷事故が約6割減少すると見込まれている。
開通式典では、国土交通省や宮崎県、日向市、門川町の関係者らが出席し、来賓祝辞やテープカット・くす玉開披等で全線の4車線化完了を祝う。