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野津手靖丈氏を会長に再選 宮崎県ビルメン協会

      

▲写真は挨拶する野津手会長、総会、表彰式の模様

 一般社団法人宮崎県ビルメンテナンス協会(野津手靖丈会長)は5月18日、宮崎市内で2023年度の定時総会を開催した。総会では、22年度事業報告及び収支決算、23年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選で、野津手靖丈氏を会長に再選した。

 挨拶で野津手会長は、国内の労働力不足や物価及び人件費の上昇等が、今後の重要な経営課題であることに言及。会員が一致団結し、問題解決や対応策に取り組んでいくことを呼び掛けるとともに、協会活動への積極的な参加や運営に対する理解と協力を求めた。

 23年度の事業計画では、建築物環境衛生に係る知識や技術の普及啓発、品確法に基づく能力評価や研修向上の一環としてのビルクリーニング技能士受験準備講習や清掃作業従事者に関連する講習、防除作業従事者講習、貯水槽清掃作業従事者講習の開催に取り組むとともに、アビリンピック大会やシルバー清掃講習に協力する。

 また、労働保険の収支率・収納率の改善を図りつつ、安全衛生大会や安全パトロールの実施、安全標語の募集等を通じた安全に対する会員企業の意識の向上を図る。このほか、公正・適正な入札制度の構築に向けて、入札制度に関する勉強会を開催するとともに、関係機関への要望活動に向けた検討会を開催する予定でいる。

 23年度の会長表彰では、永年勤続優良従事者表彰を▽田中純子氏▽諸見里幸男氏▽串間妙子氏▽瀬戸純子氏▽原田泰子氏▽時吉友代氏▽久保田英子氏▽甲斐太輔氏▽山川啓介氏▽久保田強氏―の10人に対し、野津手会長から表彰状と記念品が贈られた。

 協会の新役員は次のとおり(敬称略)。
▽会長=野津手靖丈(第一ビル管理)
▽副会長=黒木忠博(宮交ビルマネジメント)、和田茂典(親生ビルサービス)
▽理事=小田浩司(つやげん九州)、湯浅秀文(栄建工業)、二宮渉(中央ビルファシリティーズ)、肥後薫(大宝)、竹崎英樹(南九州ダイケン)、蓑田章(南日本環境センター)
▽監事=稲尾佳久(西日本ビル管理)、関谷祐作(第一ビル工事)。

■二宮氏を理事長に再選

 同日には、宮崎県ビルメンテナンス事業協同組合(二宮渉理事長)の通常総会も開催し、23年度事業計画案及び収支予算案などを決定した。23年度の事業計画では、発注機関の一般競争入札制度の導入後、不安定な受注状況が続いていることを踏まえ、行政への陳情を継続するとともに、業界一丸となって組合活動に邁進していくとした。

 一方、任期満了に伴う役員改選では、理事長に二宮渉氏、理事に黒木忠博氏、肥後薫氏、和田茂典氏、野津手靖丈氏、巣山長晃氏(栄建工業)、監事に小田浩司氏をそれぞれ選出した。副理事長は、後日開催する理事会で決定する予定。