宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会は、7月27日に開催する「第17回うるおいのある川づくりコンペ」の応募申し込みを6月2日まで受け付ける。施工事例から得られた多自然川づくりの課題や地域連携・協働による多自然川づくりの実践、計画・設計・施工段階での配慮及び工夫による効果的な川づくりの事例などを求める。
目指すべき水辺の将来像やうるおいのある川づくりを自由かつ柔軟に探り、具体的なイメージを共有することがコンペの目的。昨年度は13団体から応募があり、宮崎県都城土木事務所の「大淀川水系上流域における河道掘削工事の工夫」が金賞を獲得した。
発表内容は、▽施工事例から得た多自然川づくりの課題▽地域連携や協働による多自然川づくりの実践▽計画・設計・施工段階の配慮や工夫で効果的な川づくりとなった事例▽効果的な川づくりのために計画・設計段階で配慮した事例▽フォローアップによる順応的管理の事例―など。製品や工法等の単なる宣伝は対象外とする。
コンペは、7月27日10時~17時に宮崎県企業局県電ホールで開催する予定。発表者は、持ち時間10分の中で、自由な表現方法で発表・アピールを行う。学識経験者や河川行政関係者で構成する審査員が様々な視点から総合的に評価を行い、入賞者を決定する。入賞者には、研究会からオリジナルの表彰状を贈呈する。
出場希望者は、大淀川流域ネットワークのホームページからダウンロードできる所定の応募申込書に必要事項を記入し、期間内に事務局へ提出する。書類審査を経て、応募者の中からコンペ本大会の出場者として15者程度を選定する。本大会の出場権を得た団体等は、7月7日までに大会時に配布する発表資料を提出する。
一般及び企業の発表者に対しては、資料作成費や郵送費等として1件につき1万円を支給する。コンペは研究会認定ポイント付与の対象プログラムとする。問い合わせ先は事務局(NPO法人大淀川流域ネットワーク内、電話0985-78-2655)、または宮崎県県土整備部河川課河川担当(電話0985-26-7185)。
《コンペの募集要領》