▲写真は挨拶する本部会長、総会、表彰式の模様
宮崎地区建設業協会(本部喜好会長)は4月28日、宮崎建友会館で2023年度の通常総会を開催した。総会では、22年度の事業報告及び収支決算、23年度事業計画案及び収支予算案の各議案を原案どおり承認した。
挨拶で本部会長は、業務量の確保に向けて、引き続き、関係機関との意見交換に精力的に取り組み、情報収集に努める考えを示すとともに、災害発生時には協会員の結束した対応が求められることから、日頃からの会員同士の情報共有の必要性を強調した。また、社会奉仕活動や安全大会、研修等への積極的な参加も呼びかけた。
議案審議では、22年度事業報告及び収支決算、23年度会費収入、23年度事業計画案及び収支予算案などの議案について審議を行い、いずれも原案どおり承認された。
23年度の事業計画では、地域建設業がインフラ整備や地域の安心・安全を守る担い手であり、その使命を果たすため、計画的かつ安定的な社会資本整備の推進が必要であると指摘。関係機関との意見交換を通じて、経営基盤の強化に努めるとともに、担い手の確保・育成や生産性の向上、労働環境改善に積極的に取り組むとした。
一方で、コンプライアンスの徹底や企業倫理の確立、災害発生時の対応及び防災訓練の実施、協会独自の奉仕作業及び献血運動の推進、関係官公署の実施する行事への協賛・協力、技術研修及び建設工事の積算講習の開催、土木技術者試験準備講習会及び各種試験対策講座への参加、暴力団追放事業所協議会への参加を行う。
また、労働災害防災対策として、安全衛生推進大会や工事現場の安全パトロールを実施するとともに、IT(情報技術)活用方策の検討や導入支援、地域建設業としての広報活動を推進する。雇用福祉の増進や労働環境の改善、従業員の能力開発と文化教養活動の推進、健康管理及び労働安全の確立などにも取り組む。
総会に先立ち行われた表彰式では、会員表彰及び従業員表彰の受賞者(後述)に本部会長から表彰状と記念品が贈られた。来賓祝辞で宮崎土木事務所の平部隆典所長、宮崎市の清山知憲市長(代読=帖佐伸一副市長)が受賞者の功績を称え、県民が安心・安全に暮らせる地域づくりの牽引役として、一層の活躍を期待すると思いを寄せた。
受賞者を代表して謝辞を述べた紘進建設の黒木尚彦代表取締役は、「今日の受賞を契機に、更なる社会資本の充実・整備へ一体となって英知を結集し、活力に満ちた心豊かな郷土宮崎と協会発展に向けて、一層努力していきたい」と意気込みを語った。中部農林振興局の佐藤浩通次長の音頭で万歳三唱を行い、表彰式を閉会した。
*表彰受賞者は次の通り(敬称略)
▽会員表彰=川口泰直(宮崎特殊工事)、黒木尚彦(紘進建設)
▽従業員表彰=瀬戸山雄之(岡﨑組)、長濵吉昭(坂下組)、蓑毛利明(佐多エンジニアリング)、塗木一鑑(シオハタ工業)、川越章弘(志多組)、野田帝昌(前同)、向田尚史(伸洋土木)、斉藤義則(第一建設)、堀添玉幸(田村産業)、冨満強(大和開発)、上田陽子(龍南建設)、福地勉(前同)。