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活動通じて業界全体の活性化へ努力 串間市建設業協会

             

▲写真は挨拶する有嶋会長、総会の模様

 串間市建設業協会(有嶋由紀夫会長)は4月21日、串間市建設会館で2023年度「第74回通常総会」を開催した。総会では、22年度事業及び収支決算のほか、関係機関に対する要望活動や安全管理体制の推進、技術力向上のための講習会などを盛り込んだ23年度事業計画案及び収支予算案などを承認した。

 挨拶で有嶋会長は、新型コロナウイルスによる行動制限の緩和により、徐々に経済活動が活発化している一方、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、急激な円安による資材高騰等の影響で、建設業界ではいまだ厳しい状況が続いていると指摘。

 そうした中で、社会資本の整備や維持管理、大規模な自然災害への対応など、建設業が「地域の守り手」として重要な役目を担っていることを強調し、魅力ある建設業の発信を引き続き行い、業界全体の活性化に繋げていくことを約束した。

 また、若年層の入職者不足など業界に累積する様々な課題に積極的に取り組む姿勢を示し、「国会議員または県・市議会議員及び関係各省、県建設業協会などとの連携を密に行い、経営健全化に向けた施策を要望していきたい」と意気込みを語った。

 議案審議では、22年度事業及び収支決算、23年度事業計画案及び収支予算案などの議案を慎重に審議し、いずれも満場一致で承認可決した。

 このうち、23年度の事業計画では、関係機関に対して東九州自動車道(日南~串間~志布志)の未事業区間の早期事業化や会員優先受注の促進、最低制限価格の引き上げを要請していくほか、安全管理体制の確立を目的とした安全推進大会及び安全パトロールの実施、技術力向上を目的とした講習会に取り組むことを確認した。