建設業で働く女性技術者・技能者でつくる「建設産業女性定着支援ネットワーク」(事務局・建設業振興基金)の全国大会が、2年ぶりに開催された。ネットワークに登録する34団体の代表者らがオンラインで活動報告や意見交換を行った。
冒頭、国土交通省の長橋和久不動産・建設経済局長は、「女性が活躍しやすい環境を整えることで、建設産業が性別や世代を問わずさらに魅力的な産業となり、担い手確保に向けた原動力にもなる」とした上で、「業界の慣習を変えていくには全国で機運を高める必要がある。全国大会などを通じて、建設産業をより魅力的な産業にしていかなければならない」と語った。
全国大会では、ネットワークの活動状況の報告後に、参加団体を六つのグループに分け意見交換を実施。将来の建設産業を担う人材を確保するための若者への情報発信について話し合った。